東京オリンピックに向けた、外国人旅行者のための道路標識の変更
国土交通省は、東京オリンピックを見据えた、観光案内情報や交通情報の改善に着手しています。その一環として、海外の観光客にわかりにくい、または混乱を招きやすい表示を一部変更すると発表しました。
都内にある道路標識を観察してみると、英語表記が併記されているものの、訪日客の目線でわかりやすさを追求していないものが多いことに気づかされます。今回国土交通省が発表した標識改善のイメージを見てみると、主に5つの点で改善を図っていくことがわかります。
1、英語の表記
万世橋という秋葉原の南端の橋についている英語表記が「Manseibashi」とあり、これでは漢字が読めない人にとってはその場所が橋を表していることがわかりにくくなっています。そこで改善案では「Manseibashi Bridge」と表記されます。
2、路線番号の活用
多くの外国人にとって、国内の通り名だけの表記ではわかりにくくなっています。同じ通りであっても区間によっては通称があったり、異なる呼ばれ方をしている場合もあります。そのため新しい案では、道路名を表す標識に「305 明治通り Meiji-dori Ave.」のように路線番号を付記することとしています。
3、ピクトグラム、反転文字の活用
1つの標識に多くの地名が併記されている場合に、旅行者に関係の深いランドマークについてピクトグラムを地名とともに使用します。またその際に、表示の背景色を反転させ、一目で識別できるようになっています。国土交通省の例では、「東京駅」という表記の左側に、電車のピクトグラムが使用されています。
4、通称名表記、文字サイズ拡大
大通りが交わる交差点に交錯する重要な通りがある場合に、その通りの名前と路線番号を表示し「305 明治通り」と表記するようにします。また、進行方向先の地名の文字を大きく表示することで、現在の通りを直進すると、どこに向かうのかが明確になります。
5、歩行者系標識の充実
歩行者用の案内標識にも不親切な英語表記が見受けられます。新宿御苑という公園の案内標識は「Shinjukugyoen」とだけあり、これではそこが公園であることを知らないと、意味がわかりません。そのため、新しい表記では「Shinjuku Gyoen Nati. Garden」とし、それが散策できる庭園であることを明確にします。
こうした変更は、オリンピック観戦施設周辺、および秋葉原、銀座、スカイツリー周辺、羽田空港周辺の戦略拠点や主要観光地周辺で実施される予定となっています。

Credit: Kaoru Omiya

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