銀座・数寄屋橋交差点に東急プラザ銀座、新規オープン
独特の外観で周囲を圧倒する東急プラザ銀座は、モザイク銀座阪急が56年もの営業を続けていた銀座TSビルの跡地に建設された。東京の伝統工芸品である江戸切子をモチーフに、銀座にそびえ立つ「光の器」を表現している。コンセプトは「Creative Japan〜世界は、ここから、 おもしろくなる。〜」であり、開発した東急不動産の植村仁社長によると「伝統と革新が共存する銀座の新たなランドマークをめざす」とのことだ。
革新という観点で見てみると、日本初出店となるショップが11店舗、東京初進出が9店舗などを含む全125店舗が集結している。また既存有名店の新業態での出店が38店舗と、これまた驚異的な数の新サービスを展開する。中でも圧巻なのが2フロアに渡り営業する日本初出店の「ロッテ免税店銀座」だ。その規模はビルの8、9階のフロア全体に及び国内最大級の市内型免税店となる。外国人旅行客にとっての主要な購買スポットしての期待が高まっている。
東京メトロ銀座駅のコンコースとは地下2階で直結している。メインエントランスは数寄屋橋交差点側に設けられ、銀座を訪れる大勢の買い物客、観光客に新しい動線が生まれている。6階にはKIRIKO LOUNGEと呼ばれる巨大な吹き抜け空間があり、外光が注ぐ開放感あふれるスペースとなっている。また屋上ではKIRIKO TERRACEと名付けられた、緑豊かに演出された空間を散策することもできる。いずれのパブリックスペースも銀座を訪れる人々に新たな憩いの場を提供してくれる。
訪日外国人の50%以上が銀座での買い物を予定に入れているという調査結果がある。2020年の東京オリンピックに合わせて、臨海部とのアクセスの良い銀座の再開発はこれからも進んで行く予定だ。東急プラザ銀座はその中心的な役割を果たしていくことだろう。
東急プラザ銀座
東京都中央区銀座5-2-1